ネズミ駆除110番

都市部のネズミ問題

増えるクマネズミ

昭和40年代、都市部のビルのすき間をチョロチョロと走り回るネズミは、主にドブネズミでした。ところが今日、都市部で多くの被害を出しているのはクマネズミであるという報告があります。実にその被害の9割近くをクマネズミの害で占められているのです。 なぜここまでクマネズミが爆発的に繁殖してしまったのでしょうか?

クマネズミはもともと東南アジア原産で暖かい場所を好みます。ところが戦後、昭和20年代から40年代までは建物に十分な空調もなく、冬ともなると家やビルの中は、かなり冷え込んでいました。そこで昭和40年代は寒い場所を好むドブネズミが都市部で繁殖したのです。

ところが時代は変わって1970年代になると都市部では急に大きなビルが建つようになり、空調(エアコン)もしっかり完備されるようになりました。ビルは平面ではなく立体的に広がりのある建物なので、上下運動が出来ないドブネズミには繁殖しにくい場所です。

そのため暖かくなった環境で、しかも上下に機敏に動きまわれるクマネズミがその小さい体を生かし、暖かいビルの中に入り込み大繁殖を始めました。ビルの中には暖かい空気や巣を作るための多くの材料、そして飲食店などが入る雑居ビルには多くの食物(残飯)があります。クマネズミにとって、ビルはまさにパラダイスだったのではないでしょうか?ドブネズミには決して入り込めないビルという最高の居場所を得て、さらにクマネズミの進撃は続きます。

最近は殺鼠剤の効かないスーパーラットの出現で世間を驚かせ、さらにビルのみならず一般住宅へとそのテリトリーを広げているのです。

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